今更聞けないインスタ運用・その1〜デジタルマーケティングを知ろう〜

インスタグラムが日本に上陸したのが2014年。月日が経ち、インスタグラムのの運用って、今更聞けない感じ、ありますよね。そこで、このコラムでは私たちが専門学校で講義した内容を踏まえてインスタグラムの運用について解説していきます。

この「今更聞けないインスタ運用」は全9回に分けてお届けしています。

その1.デジタルマーケティングを知ろう

序章: デジタルマーケティングの重要性について

現代のビジネス環境において、デジタルマーケティングはますます不可欠な役割を果たしています。
インターネットやソーシャルメディアの普及により、企業は新たな顧客層にアプローチする手段を手に入れました。
オウンドメディアやSNSなどを活用することで、見込み客や顧客との関係を築き、ブランドの知名度を向上させる機会が増えていきます。
第1章ではマーケティングひいてはデジタルマーケティングの基本概念から具体的な活用方法までをわかりやすく解説していきます。

学生の初マーケティング体験

講義に参加した学生に、彼女たちが作成したブランドマップの中から、マーケティングの観点で優れた作品を紹介し、何が良かったのか考えてもらうところからスタートしました。

ファッション系の学生が作成したブランドマップには、どんなファッションブランドかがまとめられています。

自分達が作成したブランドマップを分析し、その中からマーケティングの観点で優れた点を見つけ出すことに焦点を当てました。

どんな場所で着るのか、イメージ写真にシーンの提案があるもの。ターゲットの属性がさらに詳しく設定されているもの。を優れた作品として挙げたのですが、この答えを導き出すのに、結構な時間を要しました。自信が作ったブランドマップを分析することは学生たちにとって、おそらく初めての経験です。

この分析によって、どの作品がシーンの提案やターゲットの属性設定などの観点から優れているかを理解し、授業を展開していきました。

マーケティングとは

マーケティングとは、簡単にいうと「商品やサービスが売れる仕組みをつくること」です。
市場のニーズに合った商品やサービスを適切なターゲットに向けて発信し、お客様が自然に買いたくなる状態をつくることが目的です。

そのために、「商品開発から販売戦略の策定、広告宣伝に効果検証までの一連のプロセスを、一貫して計画し実行・管理すること」=「売れる仕組み」をつくることが、マーケティングの全体像です。

なので、先に学生たちが分析したように、買ってくれるターゲットを想定したペルソナ(架空の顧客プロファイル)は、細かい設定が大切になります。

「マーケティング」って具体的には何をやるの?

マーケティング戦略設計では、市場調査で得た情報を元に、商品やサービスをどの顧客層に対して、どのように提供するかを立てます。具体的には4つです。

1.市場調査(マーケティングリサーチ)
2.マーケティング戦略設計
3.プロモーション活動
.効果検証(分析)

1.市場調査(マーケティングリサーチ)

売れる商品・サービスを企画するためには、「お客さんのニーズ」を知るのが大切です。それを調べるのが「市場調査(マーケティングリサーチ)」です。


●定量的データ:モニターアンケート/政府等が出している統計データリサーチ
●定性的データ:ターゲットに近い方との座談会/商品・サービスを使ってもらい 意見を募るなど

2.マーケティング戦略設計

市場調査で得た情報を元に、以下の戦略を立てるのが、マーケティング戦略設計です。

商品・サービスをどの顧客層に対して、
どれくらいの価格で
③どのように提供するのか?

 

3.プロモーション活動

購入につなげるためには自社の商品やサービスを広く認知させることが必要です。 そのための活動がプロモーションです。

販促、広告、PR、人的販売などの手法がありますが、デジタルプロモーションはビジネス活動の中において欠かせない手法です。インターネットやIT技術を活用したデジタルプロモーションは、リアルなプロモーションと連携させることで効果的なマーケティング戦略を展開することができます。

例えば、私たちの事例でいうと

私たちが運用するライフスタイル発信webメディアがあります。
デジタルマーケティング▷▷▷WEBマーケティング▷▷▷オウンドメディア)

こちらは、リアルイベントを動画コンテンツに変えたマーケティングです。
人的販売▷▷▷イベント▷▷▷デジタルマーケティング▷▷▷WEBマーケティング▷▷▷動画プロモーション )

③インフルエンサー発掘コンテスト「YAC」でのメイク対決でのマーケティング
(PR▷▷▷イベント▷▷▷デジタルマーケティング▷▷▷▷▷▷SNSインスタマーケティング▷▷▷インフルエンサーマーケティング)

4.効果検証(分析)

最後に、これらの活動が「売上に実際に結びついていたのか?」を検証します。 マーケティング活動にかかっていた費用と、得られた売上を比較し、費用対効果を測定します。 売上との直接的な関係を測定するのが難しい場合は「認知度の向上」や「見込み客の獲得」など、手前にある指標を使います。

 

次回予告

次回のテーマは、「インスタグラムマーケティング」です。日本でシェア第二位のSNSであるインスタグラムは、様々なプロモーションと相性が良く、ブランディングしやすい特徴があります。次回のコラムでは、インスタグラムマーケティングの基本から具体的な活用方法までを学んでいきます。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


関連記事